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映画館レポ 池袋・グランドシネマサンシャイン

2020年01月13日 16:36

ゴマです。

本当は去年のうちに投稿したかったグランドシネマサンシャインのレポですが、いい写真が少ない、入りたいスクリーンに入れていないなど「もう一回見に行ってから書くぞ!!」と思っておりました・・・が。仕事が忙しくて遠征出来るほどの休みがなかったり、見たい作品が望み通りの時間やブッキングにならなかったりしているうちに今更グランドシネマサンシャインのレポ書いても誰も見ないんじゃないか・・・???って時期になってしまいました。(ドルビーシネマ記事もそんなのだったような・・・)

オープン前から特に設備面から多くの映画館マニアの注目を集めていた佐々木興業の旗艦劇場、グランド(壮大な、大きな)の名を冠したシネマサンシャインがどのようなモノであるか、遅ーいですがイバタン。的な視点でレポしたいと思います。



gdcs 外観1

gdcs 外観2

gdcs 外観3

グランドシネマサンシャイン

住所・東京都豊島区東池袋一丁目30番3号 キュープラザ池袋内
池袋駅から5分程で行けます。
gdcsロゴ1
○~映画の殿堂へ、ようこそ~生まれ変わったシネマサンシャイン池袋

池袋にはもともとシネマサンシャインがあった事は多くの方が知っていると思います。オープンは1985年とかなり古い劇場でありながら若者の街池袋という事もあり前を通ると溢れんばかりの人が列を成しており、舞台挨拶等のイベントも多く行われシネマサンシャインの中でも中核的な劇場であった事が伺えます。
とはいえ増設はしても6スクリーンで池袋のお客を受け止めきれるキャパシティが足りず、建物の老朽化などもありシネマサンシャイン池袋は閉館となります。そして倍の12スクリーン、最新のシステムと圧倒的な物量がつぎ込まれたグランドシネマサンシャインとして新規オープンとなりました。

多くの人で賑わっていた旧シネマサンシャイン池袋

旧シネマサンシャイン池袋




○贅沢な空間・デザイン

広々としたロビーは美しいオブジェが出迎える
gdcs エントランス1


現在はどの新規劇場にも言える事ですがメイン館至上主義的な所が多くなっています。メインの劇場のデザインを専用の物にしてそれ以外は機材やデザインを徹底的にローコストに抑えるような劇場です。シネコンバブル期にオープンした特に力の入った劇場は近未来的なデザインでロビーの構成にも余裕があり、コリドールの演出や劇場配置も贅沢な所が多くありました。特に大型の都市型シネコンは総座席数2000席オーバー、メインスクリーンも18mから20mクラス、以下200から300の中箱が3つ程、他150から100席以下の小箱という感じですが今は映画館業界も非常に苦しく、メインが300から400席、ここに力を入れ以下200から150が2、3程、以下は100から100以下と座席数は1500席程度で内装も地味でシンプル、必要以上の物がないような作りで至る所にローコスト化が見えます。

グランドシネマサンシャインはそんな中シネコンバブル期に戻ったかのような贅沢な空間の使い方や豪華な装飾、設備導入を行っています。費用も相当にかかりますし、ライティングなどランニングコストのかかる物も多いですが池袋という立地もあってかかなり思い切った施工を行ったなという印象が強いです。総座席数2465席もかなりの規模です。


特に全館RGBレーザープロジェクターは話題性もさることながら初期導入費用はかなりの物だと思います。しかしながら映画館後進国とも言える日本において全館RGBレーザーは素直に喜ばしい事で特に集客の多い劇場から追従して更新して欲しい事でもあります。


4階・グランドシネマサンシャインのメインエントランス「Lumiēre」にはデジタルシャンデリアという多角形のオブジェに映像が投射され幻想的な空間を演出しています。床の反射と天井の高さもあり非常に開放的かつ贅沢な光の演出です。

様々な色彩が揺らめき、ファンタジー作品の魔法やSF作品の超科学のように見えます。

gdcs デジタルシャンデリア5

gdcs デジタルシャンデリア3

gdcs デジタルシャンデリア4

gdcs デジタルシャンデリア1


オブジェに投射しているプロジェクターもEPSONのレーザー光源プロジェクターが使用されており、ここにおいても全館レーザー光源の名に偽りなしと言えます。

gdcs レーザープロジェクター1

gdcs レーザープロジェクター2

総座席数に見合う大きなエントランスには相当数の有人チケットカウンターと自動発券機、コンセッションがあります。グッズ売り場横には外の景色が見える休憩スペースがあります。

劇場規模にふさわしい数の窓口がズラリと並ぶのは壮観な眺め。

gdcsエントランス 発券機

gdcsエントランス コンセッション

コンセ上部はモニターになっています。

gdcsエントランス コンセモニター


メインエントランスは5階まで吹き抜けになっており、シアター入口とここにも待合スペースやトイレがあります。こちらの方が混雑も少ないので足を運んでみるといいかもしれません。オブジェを間近に見る事も出来ますね。

gdcs エントランス2

gdcs エントランス3



○コンセッション+充実した飲食メニュー

グランドシネマサンシャインでは従来のコンセメニューに加えて5階にアメリカンワッフルのお店・クラッパーズダイナーと12階にイタリアンのバールパノーラマがあります。

クラッパーズダイナー

gdcsフラッパーズダイナー1

gdcsフラッパーズダイナー2

前者は見た目にもかわいらしいスイーツワッフルや映画に出てきそうなミールワッフルやオリジナルドリンクが楽しめます。映画の後や他で食事をした後でもちょっと小腹が空いた時や映画の感想をゆっくり語りながらくつろぎたい時にとても利用しやすいです。


バールパノーラマ

gdcs モーションシーリング3

後者はパスタやパニーニ、ピザなどの本格的なイタリアンにアルコール類も手軽に楽しめます。12階は池袋の街が一望出来るスカイラウンジとなっていて後述するモーションシーリングも合わせ雨や曇りでも、もちろん晴れた日でも、昼夜問わず贅沢な空気を感じながら食事を楽しめます。

一部メニューは場内にも持ち込みが可能です。また映画を見ない場合でも利用可能なので同ビルの飲食店が混雑していた場合は覗いてみるのもいいかもしれません。バールパノーラマはチケットのない方はエントランスのエレベーターで直接12階まで向かえます。

gdcsエレベーター


○劇場入り口はセルフで確認

スタッフはいましたが入場開始後はゲートにある機械でチケットを読み取り入場するシステムになっていました。訪れた際はまだぎこちない動きもありましたが2500人近い収容客数を誇る劇場なのでうまく運用出来ればスムーズな入場とスタッフの負担軽減が可能になりますね。シアター1・2は4階ゲートから、シアター3から12は5階ゲートからの入場となります。

4階ゲート前には社長からのメッセージが。

gdcs取締役挨拶


入場案内は非常に分かりやすかったです。

gdcs入場案内表示




入場ゲートの案内

gdcsフロア案内2

gdcsフロア案内3



初めて来た人は見に来た作品の劇場が何回か見ておいた方がいいかも知れません。迷ってる方が何人かいました。


gdcsフロア案内1



○名作のポスターが連なるエスカレーター

記憶に新しい作品から映画史に残る名作まで。乗るだけで楽しいエスカレーター

gdcs エスカレーター


シアター1・2はゲートと同じ階ですが3から12はエスカレーターで上階に向かいます。ゆっくりと上っていくエスカレーターの壁面には過去の名作がずらりと並んでいます。過去の作品の中で永遠に輝く名優に思いを馳せるのもよし、今なお現役で演じる俳優の若かりし頃の姿に驚くもよし、見る人によって映画への様々な思いが溢れてくると思います。


○フロアからシアター内まで映画の街にこだわった内装

gdcs 劇場フロア

各階毎にフロアのデザインが異なり、映画に縁の深い街をモチーフにした美しく豪華なデザインに装飾がちりばめられています。各シアターのカラーリングも異なり、全ての劇場がプレミアスクリーンのような装いとなっています。フロアにしろシアター内にしろ映画館という場所ではある種シンプルに完結してしまってもよい部分でもお客へのもてなしを感じさせる物になっていました。

劇場のロゴからライティングの小物に至るまで映画の殿堂に恥じない豪華さを演出しています。

gdcsロゴ2

gdcsライティング

各フロアやシアター入り口も映画ゆかりの地をモチーフにしているとか。

gdcs 劇場入り口


各シアターにもデザインコンセプトがあります。

gdcs シアター5 コンセプト

gdcs シアター12コンセプト2

○12階・モーションシーリングが出迎えるIMAXシアターへのエントランス

最上階は前述したバールパノーラマとスカイラウンジがあり、IMAXシアターへのエントランスとなっています。ここの天井はモーションシーリングという大型天井ディスプレイが設置されています。ビルの外からでも見ることが出来る巨大なディスプレイで美しく揺れ動く映像や予告映像などが表示されています。個人的には夜がおススメで床や窓に反射した光で幻想的な空間を楽しめます。

長いエスカレーターを上っていくと・・・

gdcs エスカレーター 

バールパノーラマの写真でネタばれはしてますが視界が広がった先にある天井一杯の光の演出は圧巻です。

gdcs モーションシーリング1

gdcs モーションシーリング2

gdcs モーションシーリング4

gdcs 12階夜景


○日本を先駆けるスペックの設備を導入。

スペースの問題化も知れませんが、BESTIAとJBL Sculpted Surroundも入れて良かったように思います。

gdcs 表示


全館RGBレーザープロジェクションの他、4DX SCREEN(4DXとSCREEN Xを組み合わせたシステム・4DX with SCREEN Xより名称変更)、JBL Sculpted Surround(スカルプトサウンドと同意)、4KRGBレーザーの映像にDOLBY ATMOSとdtsXのイマーシブサウンドを組み合わせたBESTIA、国内最大級サイズのスクリーンサイズのIMAXシアターはIMAXレーザー/GTテクノロジーに12chサウンドシステムとグランドの名を冠するにふさわしい膨大な物量が投入されています。今の日本でこれほどの物をつぎ込むのはものすごい事ですね。

今回入った劇場はシアター2・5・6・10・12になります。


◎グランドシネマサンシャインの感想

このご時世に本当によくこんな豪華なシネコンを作ったもんだと思います。映画館離れが進む今、投資した費用に見合っただけの利益が還元出来るか難しい今なので本当に思い切ったと思います。シネマサンシャインの旗艦として十二分にふさわしい劇場であると言えると思います。豪華な装飾やデザインもプレミア館や映えを重要視する今ではお客の関心を強く引いたものになったでしょう。

十分な規模を持ったエントランスに対して細い上階へ向かうエスカレーターは行った人なら同じ感想を持った人もいるかと思いますが新宿ピカデリーにそっくりだなと思いました。こちらは上映10分前より早く開場している場合もあるので新宿ピカデリー程ではないですが上階の劇場に向かう頃には予告が始まってしまうなんて事になる人もいるかもしれません。移動経路がかなり限定的な為、災害が発生した際などのシミュレーションはしっかり行い、スタッフは即時対応出来るようにしておいて欲しいですね。非常口も確認しておいた方が安心出来るかもしれません。


◎豪華な座席
一部シアターには通常の座席・スタンダードクラスよりも豪華なシートが用意されています。

スタンダードクラス

キネット社製の椅子で最前列にはオットマンがあるようです。映画館のスタンダードな椅子で十分な座り心地です。

gdcs スタンダードクラス


フラットシート

シアター3・5・6・11・12の最前列に導入されています。最前列で足を伸ばし、ゆったりと寝るように鑑賞することが出来ます。追加料金はありません。自分は利用しませんでした。

gdcs フラットシート

プレミアムクラス

gdcs シアター5 2

シアター5・6の中央付近、シアター12のg・l列にに導入されています。追加料金1500円、700円分のミールクーポン代が含まれています。特にシアター5・6は良席部分がプレミアクラスになっています。コンセを利用する人であれば実質+800円と考えるかどうか、という感じです。手動リクライニングで座り心地はなかなかよく、前後左右もゆったりしてミニテーブルもついています。

グランドクラス

gdcs シアター5 4

シアター5・12の最後列に導入・追加料金3000円(ミールクーポン1200円分含む)というなかなかの料金設定です。電動リクライニング、ボトルクーラー、ミニテーブル付きと豪華な座席になっています。自分は利用しませんでした。

座席についてはIMAXの項目にリンクが貼ってあるそこのシネマズさんが非常に分かりやすく解説されてるので是非そちらをご覧ください。


◎RGBレーザープロジェクション

映像は明るく、美しく、コントラストもはっきり描いていました。黒描写は流石にドルビービジョンに軍配ですが、普通に画を見ている時の美しさという意味では個人的には全く不足を感じるものではありません。上映開始前の幕間映像を見ていても美しさがよくわかります。


・・・が!今回見た作品のいくつかの場合プロジェクターの能力に作品が追いついていないと感じる場面が多くありました。従来のデジタルシネマでも感じるものですが、フィルムに対してベタっとした奥行きのなさを感じた事がありますがその時と似たような印象です。とある作品では豊かな自然風景のシーンでなまじ描写力が高いせいか葉と葉の影の明暗部がひどく汚く目立って見えたり、原色が強く出るようなシーンで極端に言うと水彩画のように映されるべきシーンで油絵のように見える事がありました。しかし別の作品や該当作品の予告編時ではこの現象が見られず、奥行き感や砂浜の粒子感がよく出ていたので作品制作の上でのカメラやレンズの性能がより顕著に分かりやすくなった印象です。美しい映像は美しく描写されるが元の画がよくなければ従来よりそれが強く出るという事でしょうか。。。デジタルで制作されたアニメは好適かとも思いましたが以外にもこちらの方が個人的には大きな差は感じることがありませんでした。解像度の高さイコールそのまま画質に直結する訳ではないのがよくわかる事例です。
特にシアター2の画が美しく今回のシアターの中ではベストでした。あらゆる方式問わず、スクリーンが小さいほうが基本的に画は
いい条件が多いですね。

シアター2。小箱ながらかなりの傾斜がある。スピーカーはQSC。

gdcs シアター2 1 

gdcs シアター2 2

gdcs シアター2 3

小規模劇場でも内装にしっかりと力を入れています。同じシネマサンシャイン系列の土浦の中箱と比べても歴然です。
シネマサンシャイン 比較


◎Sculpted Surround

スカルプテットサラウンド・スカルプトサウンドはJBL独自のサラウンド技術で9300シリーズのスピーカーを特徴ある配置で設置したものです。サイドは9310などをスクリーンに向けて角度をつけます。背面には9350を2台設置。これによりサラウンド音場の音圧をより均一化し、多くの客席に均一なサラウンドを届けるものです。スカルプトサウンドはつまりスイートスポットを広げるものであり、採用しているからといって極端な音質差が発生するものではないわけですね。自分はいつも似たような席に座る事もあってか特段変わらないJBLの音のように感じました。本来はスイートスポットの拡大が目的なので壁側や前方の席でないと効果は分かりにくいそうです。サラウンドの改善を目的にしたシステムでフロントの表現がよいというコメントを見ましたが中央より前や壁側で、サラウンドとメインが同時に鳴るようなシーンで効果を感じたという事ではないかなと思います。

シアター10。座席数に対しかなり大きなスクリーンが導入されている。中央より前方の座席はかなり辛いかも知れません。

gdcs シアター10 1

スクリーン方向に向け角度がつけられたサラウンドスピーカー。

gdcs シアター10 5

gdcs シアター10 4

gdcs シアター10 7


JBL 9350。様々なノウハウが凝縮された大型のサラウンドスピーカー。標準サイズの劇場であればバックサラウンドを2台でまかなう事が出来る。スカルプトサウンドでは後壁に設置されているがモードの切り替えによって側壁用のサラウンドとしても運用可能。

gdcs シアター10 6

gdcs シアター10 3



◎BESTIA
シアター5がQSC、シアター6がVive Audioです。自分としては少々イマイチな結果となりました。まずスピーカーはQSCの方が個人的には断然好みです。作品との相性もあるでしょう。Vive Audioはスピーカーに音が張り付くとよく言われますがそれを強く感じました。音自体は現代的で若い人に好まれそうなのですがdtsXのアップミックスが悪い方向に働いてしまい、後方から包み込むべき音が左右やや前方にせり出したように聞こえ、奥行きをほぼ感じないやや やかましい音に感じています。
QSCの場合奥行き感はしっかりと感じ、空間表現も一歩上という感じですが左右前方に音が引っ張られる印象がどうしても残りました。
イマーシブサウンドとしてネイティブな状態では聞けていないので音の評価としては微妙な所になってしまっています。
4KRGBレーザープロジェクションも綺麗な画ではあるのですが全館レーザーRGB対応という意味では少しばかり目立たなくなってしまった印象です。

通常館込みですが各劇場の箱自体の施工は貧弱ではありませんがそこまで剛性の高いものではない印象があります。


暗めの空間に紫の光が静かに光るシアター5。QSCのAcousticPerformanceシリーズがサラウンドに使用されています。

gdcs シアター5 1

gdcs シアター5 3


シアター5よりも明るく、華やかな雰囲気のシアター6。スピーカーはVive AudioですがベースモジュールはQSCとなっています。

gdcs シアター6 1

gdcs シアター6 3



◎シアター12・IMAXレーザー/GTテクノロジー 12chサウンドシステム

gdcs IMAXロゴ

 こちらはそこのシネマズさんが素晴らしい記事を書かれていますのでこちらも是非ご覧ください。写真もきれいで座席なども詳しく解説されているのでこちらを読めば十分かもしれません・・・

そこのシネマズ/グランドシネマサンシャイン【ロビー&IMAX】

グランドシネマサンシャインでは109シネマズ大阪エキスポシティにも導入された従来のIMAXデジタルサイズの画郭1.90:1でなく、IMAXフルサイズと呼ばれる画郭1.43:1の縦方向が大きいスクリーンが導入されています。プロジェクターは4Kツインレーザープロジェクションで画面サイズに負けない描写力を備えています。


IMAXはスロープを登っていくとだんだんと見えてくる巨大スクリーンが楽しいですよね。

シアター12 入り口2

シアター12 入り口3

シアター12 入り口4

国内最大クラスのスクリーンによるIMAXシアター

gdcs Iシアター12 IMAX 1

幅25.8m高さH18.9mものサイズ。およそ300から400席クラスのスコープスクリーンを縦に3枚並べたほどのスクリーンサイズと言えば分かりやすいかと思います。

gdcs Iシアター12 IMAX 7

サラウンドスピーカーは成田ヒューマックスシネマズと同型ですが天井が非常に高いため小さく見えます。

gdcs Iシアター12 IMAX 6

gdcs Iシアター12 IMAX 5

サイドと天井には12chサウンドの為の小型スピーカーがスタック配置されています。



多くの方が既にレビューされているのでイバタン。ではちょっと違うものと比較してみたいと思います。

比較するのはこちら。

サントリーミュージアム スクリーンサイズ

ギャラクシーシアター外観2

ギャラクシーシアター外観1


サントリーミュージアム天保山とスペースワールドギャラクシーシアターのIMAXです。

まずは左後方からの比較。

gdcs Iシアター12 IMAX 1

サントリーミュージアム IMAX 1

ギャラクシーシアター IMAX 1

こうして比較するとフィルムIMAXと比較しても遜色のない見事なIMAXである事が分かります。フィルム時代のほうがスクリーンの傾斜と下方の広がりがやや大きく見えますね。


後列中央から。

gdcs Iシアター12 IMAX 2

サントリーミュージアム IMAX 4

ギャラクシーシアター IMAX 5


正面から見るとスクリーンの湾曲具合の差が良くわかります。

スクリーン前を比較してみます。

gdcs Iシアター12 IMAX 8

サントリーミュージアム IMAX 3 

ギャラクシーシアターは前列部分の画像がありませんでした・・・最前列にフラットシートが配備されてるとはいえ、サントリーミュージアムのIMAXは更に奥に、そしてさらに下の方までスクリーンが伸びているのが分かりやすいです。グランドシネマサンシャインよりスクリーンサイズは2m程大きく、高さだけで20mあります。


横から比較してみます。

gdcs Iシアター12 IMAX 3

サントリーミュージアム IMAX 6

ギャラクシーシアター IMAX 2

座席傾斜はほぼ同じ角度になっています。サントリーミュージアムはやや後方を向いているのでスクリーンが切れてしまっていますがかなりスクリーンに客席が近くなっています。グランドシネマサンシャインのIMAXは542席、サントリーミュージアムのIMAXは446席、スクリーンサイズで上回る天保山が100席も少なかったのに今更ながら驚きました。ギャラクシーシアターは国内最大IMAXスクリーンでわずかに天保山を上回るサイズで座席数は602席。体感的には天保山がはるかに上でした。



前方から客席側を。

gdcs Iシアター12 IMAX 4

サントリーミュージアム IMAX 5

ギャラクシーシアター IMAX 4


天井の構造に各シアター差があるのが面白いです。こうして比較するとサントリーミュージアムのスピーカーは池袋や成田のモデルより更に一回り大きかったんですね。


◎シアター12・IMAXの感想

See More、Hear More、Feel MoreとはこういうIMAXだというのが形になったIMAXに間違いないと思います。IMAXは音や画が多少悪かろうとサイズがあってなんぼという考えなので関東にこのクラスのIMAXが出来たことは喜ばしいです。
今回失敗したのがやや後列を選んでしまった感があります。過去のフィルムIMAXは映像に吸い込まれて落ちる感覚があったのですがフルサイズでない事もあってか今回それが感じられなかった事が少々引っかかっています。
サウンドについては12ch対応ではないのか恩恵は感じることが出来ませんでした。この12chIMAXは中身が正直よく分からないものになっています。フィルムIMAXに比べると現在のIMAXのほうが音が力強く芯がありよくなったと思います。

映像においては巨大スクリーンに負けない力強い映像が出ていました。4Kデュアルレーザーの強みだと思います。これは作品や方式的に仕方がないことですが4Kデュアルレーザーを用いてもフィルムIMAXには及ばなかったという感じです。70mmで見たスペシャルエフェクトのスターウォーズEP4のオープニングは意識とスクリーンの境界線を取っ払ったような生々しさと立体感、奥行き感がありました。IMAXが8Kプロジェクターに対応できたらどこまでフィルムに近づくか興味深いところです。


◎グランドシネマサンシャインを活かせる作品は限られる???

RGBプロジェクターの描写力向上でアラが見えやすくなった事を前述したように美しい映像を投射出来るようになったがそれを活かすことが出来る作品がまだ少ないと思います。邦画で、ドローンで小型カメラを積んだと思しきシーンでは通常撮影のシーンとの画質さが顕著になったとでも言いますか、場面によって店頭で有機ELディスプレイの販促でわざとらしいほどの色をこってりつけたような映像に見えてしまうことがありました。
音の面にしてもBESTIAのアップミックスは一長一短であり、オリジナルミックスの作品も多くない、4K作品もほとんどない、IMAX作品もフルサイズがほぼないと設備の本来の能力を発揮できる作品が少ないのが非常に惜しい印象です。
IMAXに関しては思うところとして巨大化するほど字幕作品は向かないという相反する気持ちもあります。字幕の視線移動がどうしても多くなりアクションシーンでは作品と字幕を同時に追いにくいという事になります。映画は字幕派ですがIMAXに関して言えば吹き替えの方がIMAXとしての没入感を味わえるかもしれません。今後IMAX GTが普及し、スタンダードになって邦画やアニメのIMAXフルサイズが上映出来れば是非とも見たいIMAX劇場でした。新海誠監督や庵野秀明監督のフルサイズIMAX作品がここで見れたら最高でしょうね。
そして今映画も映画館も元気がない状態ですが、グランドシネマサンシャインが全館RGBレーザー導入したように映画・映画館産業を大きく動かしてくれたらとてもうれしいと思います。


余談ですがグランドシネマサンシャインから徒歩5分程にあるラーメン屋・瞠(みはる)がおいしいので是非映画に合わせてどうぞ!

瞠 外観

瞠 あぶらそば

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