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ホームシアターを始めよう!ゴマ的ホームシアターの考え方。その1

2019年07月15日 20:18

ゴマです。映画館ネタが続いているからか他のメンバーが息していなさそうなのでちょっと日常ネタを。先日映画館・ホームシアターでお世話になっている方がいらっしゃった事もあり、ホームシアター熱がちょっと復活してきています。
少し前にガールズ&パンツァーのホームシアターガイドが販売されたことからかホームシアターに関心を持っている方も多いようです。初心者にも分かりやすいですし、お世話になっている岩浪音響監督のコメントなどもあるのでこちらも読んで見ると勉強になると思います。

別冊ステレオサウンド ガールズ&パンツァー 5.1ch再生道、極めます!

他にもホームシアターの指南書が販売されていますし、ブログなどに機材の導入から調整までを書いている人も多くいます。それでもたまーに機材の選び方や自分のシステムについての質問が来たり有人からどういったシステムがいいのかといった事を聞かれるのでいい機会ですし記事にしようと思いました。自分はプロジェクターについてはそこまで知識が深くないですし、どちらかといえば音に注力したシステムを組んでいるのでサウンドシステムについて書いていきたいと思います。

スクリーン

注意!ホームシアターは100人いれば100人の考え方があって当然です。この記事はあくまでも自分の考えに基づくものなので「なるほど」と思う人もいれば「ないわ」と思う人もいると思うのでそれはそれという事でご覧下さい。


○ホームシアターとはなにか?

ホームシアターと言えば5.1chのサラウンドシステムにスクリーンとプロジェクターを使用した大画面と思う人が多いと思いますがここ数年でその定義は大きく変わったように思います。家庭での再生方法の多様化やデジタル機器の能力向上によって様々な映画の楽しみ方が出来るようになったことが大きいと思います。
例えば液晶テレビに5.1chシアターパッケージを組み合わせたもっとも多くに普及しているスタイル、スクリーンでも音はステレオ、パソコンでデスクトップサラウンドやサラウンドヘッドホン、果ては専用室に業務機器をぎっちり詰め込んだ映画館と同等のシステムを導入しているなど様々なスタイルがありますがこれらは全て「ホームシアター」と呼べるものです。なのでライフスタイルに合わせて自由なシステムを構築する選択肢が実に多くなったと思います。
自分がホームシアターをやり始めたときにあったのがフロント3chはひとつのユニットでブラウン管テレビに乗せ、リアとサブウーハーに回すようなモデルやAVアンプでもエントリーモデルではレベル調整のみでディレイ合わせも出来ず、EQなんて大層なものもないような時でした。それを思うと自動音場補正や7.1ch再生など大幅に進化したなーと思います。


○まずはステレオからはじめる。

ホームシアターはお金がかかります。望めば際限なくかかります。ようやく完成したら新しいフォーマットが発表されて更新したくなります。でもそんなにお金なんてかけられないよ!!って方はまず自宅にあるミニコンポとテレビを繋ぐ事から始めるといいと思います。持っていればケーブルくらいで済みますし、なくても中古なら5000円もしないで買えるものもあります。自分もスタート地点はここからでした。テレビについているスピーカーはあくまでも人の声にポイントを絞ったものであって安い物でもミニコンポと接続すれば格段に音が良くなります。接続もテレビの外部出力端子からミニコンポのAUX端子に接続するだけです。

光出力

アナログ出力

スピーカーをテレビの左右に置ければなおいいでしょう。この際テレビの音量は0にする必要があります。荒業ですが外部出力端子がない場合はイヤホン端子から接続する方法があります。この際CDを再生した時の音量とテレビの音量が同じになるようにテレビ側の音量を調整してください。
テレビ放送は多くがステレオです。ドラマやアニメはテレビのスピーカーよりも格段にいい音で楽しめます。賃貸でサラウンドシステムを置くスペースがない人や元々ステレオで組むつもりであればこれで完結出来る人もいるかと思います。デスクトップにおいても有効です。



○パッケージタイプのサラウンドシステムってどうなの?

ホームシアターを扱うメーカーの売れ筋といえるアンプとスピーカーのパッケージ。価格も抑えて組みやすいものがあります。結論から言えば20畳の部屋でガンガン鳴らせるものではないですが、テレビよりは格段に音はいいです。単品でそろえるよりも拡張性はないですが完成品として組まれている意味では調整も楽に出来ることも多くあります。初心者層が買うことが多いこともあり機能的にもややこしいものは簡略化され、接続も簡単です。基本的な音色が統一されているのもいいですね。5.1chはやりたいけどそんなに本格的じゃなくても・・・という人や部屋が狭い方コンパクトなのが好ましい、という人は非常によい選択肢だと思います。

注意点としてはプレーヤー一体型なら問題ないですが、アンプのみの場合DVDやBDプレーヤーがないと5.1ch再生が楽しめません。ドルビープロロジックのようなサラウンド拡張機能があれば擬似5.1chを楽しめますが本来の5.1chの能力を発揮出来るものではありません。アンプ部分とプレーヤーはHDMI端子で接続する必要があります。(古いDVDプレーヤーなら同軸デジタル・または光デジタルでの接続が必要です。)テレビとはHDMIのARC(オーディオリターンチャンネル)機能があれば1本で済みますが、ないようならばコンポと同じく外部出力端子からピンケーブル、ついていれば光デジタルケーブルで接続することが出来ます。これでDVDやBDに収録された迫力の5.1chはもちろんテレビの音を擬似5.1chで再生することが出来ます。面白いのはCMで以外にも擬似5.1ch再生すると豊かなサラウンドを楽しめます。


○今流行のサウンドバー

フロントに配置し、壁反射を利用することでサラウンドを体験することが出来るサウンドバーですが個人的には微妙だったりします。壁反射を利用する点できちんとした効果を得るには配置をかなり考える必要がありますし、値段を考えるとサラウンドパッケージのほうが安いものも多いので個人的には安くてもきちんとしたサラウンドをお勧めします。バーチャルより小型でもサラウンドがあるほうが包囲感や移動感が確実に違います。
サラウンドが組めなくて、でもホームシアターらしいものが欲しい、という方も多いと思いますが自分なら安いスピーカーとアンプを使用してフロント2.0chで組み、今のアンプならどのメーカーも付いているフロントサラウンドモードを使用するほうが費用対効果に優れるのではと思います。


○ヘッドホンサラウンド

ヘッドホンでのバーチャルサラウンド再生においては「専用のバーチャルサラウンドヘッドホンを使用する」方法と「AVアンプのヘッドホンサラウンド機能を使用する」2つがあります。ヘッドホンの利点はなんといっても音量を大きくしても迷惑にならない事だと思います。ただし、ヘッドホンであるが故の広がりや擬似的ゆえのこもり感はどうしてもスピーカーでの5.1chには及びません。7.1、9.1のヘッドホンを試したことはありますがヘッドホンでもそれなりの移動感やサラウンド感は楽しめましたが従来の明瞭さを考えるとステレオヘッドホンで十分ではないかと思ったりもします。ここは好みになるので視聴して決めたほうがいいと思います。ちなみに私見ではパッケージで販売されているサラウンドヘッドホンのほうがサラウンド感はよい印象です。AVアンプはサラウンド感は及びませんが好みのヘッドホンが使用出来るのが大きなメリットだと思います。
ちなみに自分はヘッドホン使用時はステレオで純粋に楽しんでいます。

ヘッドホン



○AVアンプやスピーカーを単品購入して組み合わせるシステム


JBL 4312M II


多くのホームシアター初心者が憧れ多くのホームシアターマニアが組んでいるのがこの形だと思います。価格に応じたラインナップから選択し、好みのアンプとスピーカーを組み合わせて楽しむことが出来ます。特に熱心なマニアは大型スピーカーにセパレートタイプのアンプ(コントロールアンプとパワーアンプが別)を使用し、専用室でじっくりと映画を楽しむ・・・という夢のようなシステムを組んでいます。
好きなメーカーを組み合わせることで自由度は高く、機能も充実しているので幅広い楽しみ方が出来ます。反面どうしても価格が跳ね上がるので経済的余裕があり、それなりに知識があり、将来的な拡張性も考えている方にお勧めです。ちょっとずつそろえる人であればアンプとスピーカー2台から始めて勉強しつつグレードアップするのもいいでしょう。エントリークラスなら初心者でも扱えますがフラッグシップクラスの機器になると到底扱いきれないような機能が山のようにあります。パッケージ物であれば組み合わせが決まっている分調整も楽ですが自分でスピーカーを組み合わせるとなるとベースマネジメントや音色合わせなど色々な面が難しくなり、扱いきれなくなってしまうこともあります。単品で合わせるのであればアンプとスピーカーの価格バランスも考えつつ無理のないものを選択するのが良いと思います。特にアンプは5.1から果ては7.2.4chや9.2.4といったイマーシブサウンドに対応しているものが増えてきています。最終的にどこまで組むかも考えておいたほうがいいかもしれません。


○業務用(プロ用)システム

とある映画館関係者の方に聞いた質問。「○○さんがホームシアター組むならどう組みます?」「AVアンプなんか使わないでシネマプロセッサーから組む」と仰られてました・・・・・実際にこの手の道に詳しい方なら業務用のプロセッサーやスピーカーを入れても自在に使いこなせるので問題ないのでしょうが、一般の人が使いこなせるか?というと非常に難しいと思います。自分のシステムはホームと業務用の混合ですがややこしい部分はAVアンプに任せてしまっています。いかにホーム用のAVアンプが機能を凝縮し、扱いやすくまとめられているかが良く分かります。業務機はより細かい調整が可能ですが自分はマルチウェイスピーカーの適切なクロスオーバーやディレイなんてやってられないですし、AVアンプのクロスオーバーやスピーカー配置に悩んでるような人がこんなもん出来るか!という感じです。マニュアルも英語だと一苦労ですし。自分は音響機器の知識に自信があるから大丈夫!!って方だけが挑戦したり、お金に余裕がかなりあってインストールから調整までやってもらえる方ならいいと思います。


今回はざっとこんな所まで。ホームシアターを組むには予算と部屋と求めているものを明確にするという点が大事になると思います。何人か友人のホームシアターを組むのに協力しましたが、セットでもなかなかの物が仕上がったり、10万円以内で何とかトールボーイスピーカーを4本使用した5.1chを組んだりと考えるのも楽しかったりします。自分の部屋ではないという縛りがあると色々勉強にもなりました。
こだわりたい人はパッケージじゃ足りないでしょうし、聞ければいい人に20万30万するようなアンプは重たすぎます。色々なメーカーが色々な価格帯やモデルのラインナップを用意しているのはその為ですね。高いモデル程色々な機能がありますが、低価格モデルが一般には売れ筋が多いので各メーカーがいかに価格を抑えつつ機能を充実させるか模索しているのも面白い点です。
なので最適なシステムにこれだ!って物はないですし個人の好みなので自由に楽しめばいいんだと思います。そういう意味では初心者が最初からフラッグシップのアンプや業務システムに挑戦するのもありでしょう。ただオーディオ・ホームシアターはお金をかければ機能が充実しても高いアンプやスピーカー=音がいいには直結しないこともあるので可能であればお店に相談して音を聞きながら決めたい所ですね。


次回はスピーカーの設置と単品でシステムを組むにあたっての個人的なポイントを書きたいと思います。
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