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MOVIXさいたま~ドルビーシネマレポ・・・の前にMOVIXさいたまを振り返る~

2019年05月26日 22:04

ゴマです。ツイッターともども放置気味ですいません。なかなかに忙しかったり気力がなかったりで映画館にもあまり足を運べていなかったりします。

さて、T・JOY博多に導入され今後は丸の内ピカデリー、梅田ブルク7にも導入が決定している話題のドルビーシネマ。日本では2番目の導入となるMOVIXさいたまに遅ればせながら先日行って参りました。

しかしながら既に様々な方面からドルビーシネマについてのレポは数多く上がっており、今更ながら記事を書いたところで何番煎じになるかも分からない・・・でもありがたい事に記事を希望する声もあります。なのでイバタン。では少々違った方面からドルビーシネマについてレポしていこうかと思います。書くのも読むのもしんどいですが記事が3つくらいの長編になりそうなのでお時間ある方はよろしければご覧ください。

さてドルビーシネマについてレポする前にMOVIXさいたまという映画館について紹介したいと思います・・・

MOVIXさいたま 入り口1
MOVIXさいたまはさいたま新都心駅直結・コクーン新都心内に2004年に12スクリーン・総座席数2,671席でオープンしたMOVIX系列のフラッグシップ劇場とも言える映画館です。

MOVIXさいたま コクーン新都心
THXから脱却しMOVIXオリジナル劇場規格を打ち出し、今のMOVIXの基本が固まった劇場でもあり、以降三郷、亀有、柏の葉といった劇場でよりブラッシュアップされていきます。そういった意味でMOVIXさいたまは今も昔もとても意味の深い劇場であると言えるでしょう。

2,671席の規模にふさわしい広大なロビー。天井の色はゆったりと変化します。シネコンバブル時代ということもありロビーやコリドール、シアター内にいたるまで今では考えられないような贅沢な造りになっています。10年以上前の劇場でも今も十分通用します。

MOVIXさいたま ロビー1
MOVIXさいたま ロビー2
MOVIXさいたま ロビー3



イバタン。を読んで頂いている方なら既にご存知かと思いますがMOVIXさいたまがオープンした際はシアター10、11にTAD
が、シアター12にJBLのカスタムメイドスピーカーが導入され大きな話題となりました。
TADは先にオープンしたMOVIX宇都宮とMOVIX橋本にも導入されていますがMOVIXさいたまシアター11には日本初導入となるTSC-3415が導入されたのも大きかったでしょう。


○TADとJBL

改めてTAD(Technical Audio Devices)について。ティーエーディーと読む方もいますがタッドと呼ばれることのほうがスタンダードのようです。
元々は映画館ではなくスタジオ向けのモデルであり、スターウォーズのジョージ・ルーカスがスターウォーズEP1 ファントムメナスを製作する上で現状のスピーカーに満足しておらず、より進化したサウンドに対応できるためのスピーカーを開発したいとパイオニアとスカイウォーカーサウンドが共同で生み出したスピーカーです。
振動版には軽量で硬いベリリウムを使用し、その上で独自のOPAXIALテクノロジーと合わせクリアで幅広い帯域が滑らかなサウンドが特徴で特に適度に丸みがありながらも伸びる高域や自然なダイアログが特徴です。


対するJBLは純アメリカのスピーカーメーカーであり数多くの映画館でも導入されています。ホームユースでも人気のスピーカーですね。
MOVIXさいたまは計画初期、どのような劇場を作るか考えている中で「アメリカにJBLのカスタムメイドスピーカーを導入している映画館がある」と耳にし、素晴らしいものならばMOVIXにも導入したいと実際にアメリカまで足を運び、その音を体験したそうです。カスタムスピーカーの音に感銘を受け、「是非MOVIXにもJBLのカスタムメイドスピーカーを!」と交渉にあたりましたがJBLはカスタムメイドスピーカーを世に氾濫させたくないという思いがあり渋られてしまいます。
それでも当時のMOVIXのスタッフは粘り強く交渉を続けその結果、「今回だけだ」とついに了承を得ることが出来ます。こうして世界で5番目のカスタムメイドスピーカー導入が日本で実現したのです。

輝かしいカスタムメイドスピーカー導入・調整の証は今もチケットカウンターと劇場入り口に。

MOVIXさいたまチケットカウンタープレート

MOVIXさいたまシアター12 プレート

MOVIXさいたまシアター12 ポスター




○TAD VS JBL・日本VSアメリカの知られざる戦い

共同開発とはいえ日本の音響メーカーパイオニアが絡んでいるTAD、カスタムメイドのスピーカーを引っさげてアメリカから調整にきたJBL。シアター12のJBLに負けてなるものか!!と当時の音響調整担当の方はシアター11で真っ向勝負をしたそうです。オープン当初は11・12双方負けず劣らずの高いクオリティでちょっとした伝説になっているとか。その後調整が変わりシアター11は大人しくなったようですが自分が始めてシアター11を体験した際は「こんなシネマサウンドがあるのか!」とシアター12以上に驚いたのを今でも覚えています。もちろんシアター12も他のJBLとは異なるサウンドでどちらかといえば細めな中域のMOVIXのサウンドとは異なり密度感と躍動感に富んだより強いJBLの色が出たサウンドです。世界唯一のサラウンドスピーカー、恐らくシネマ用としては最大サイズのスピーカーながら劇場に調和する見事な自然な包囲感に驚きました。

TAD時代のシアター11。当時はサイドのライティングも煌々と光っていました。

MOVIXさいたま シアター11 TAD時代1

MOVIXさいたま シアター11 TAD時代2

TADはサラウンド用のラインナップがなかった為サラウンドはEVでした。

MOVIXさいたま シアター11 TAD時代3



当時のシアター12

MOVIXさいたまシアター12 フィルム時代


今のシアター12

MOVIXさいたまシアター12 1 

ライティングがあったほうが重厚感があり好きですね。ドルビーシネマの導入で色々手を加えたのでこちらの方も是非点灯して欲しいです・・・


サラウンドスピーカー JBL Model MPAT-1S。
メインのJBL 5632T も十分プレミアムなスピーカーですがMOVIXさいたまだけの為に作られた世界唯一のモデルです。

MOVIXさいたまシアター12 3

専用の取り付け架台と合わせ100キロにも及ぶスピーカー。それらがズラリと並ぶ姿は圧巻です。
MOVIXさいたまシアター12 2


MOVIXさいたまがどれだけの情熱の元に作られた映画館であるかというのが伝わったかと思います。ちょっと間が開くかも知れませんが次回はJBL換装後のシアター11とドルビーシネマ改装後を比較します。

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