5.1ch?DOLBYとかdtsって何?その1

2017年01月24日 23:31

ゴマです。映画館関係のツイートでイイネやリツイートいただいてます。ありがとうございます。拙い記事でも関心を持っていただけているので非常にうれしいです。自分がツイッタ-が不慣れなもので書くだけになってしまっているのでリツイートやいいね、コメントなども覚えて行きます。(今は基本的にハヤピがしてくれています)

さて、皆さまこういうのを見た事はあるでしょうか?

DSC09056_RR.jpg

映画館マニアやホームシアターファンには涎がでてくるプレート。DOLBY DIGITALと書いていますね。dtsやSDDSのプレートもあります。こういったプレートは一体どういう意味なのか、合わせて5.1chや6.1chといったスピーカーチャンネルについて今回は書いていこうと思います。
〇 5.1chって?

映画館だけではなくホームシアターでも楽しむ事が出来るようになった5.1ch。映画館の設備表にも5.1chに対応といった表記を良く見かけますね。5.1chとはスクリーン裏に設置されたスピーカーL・C・Rの3チャンネルと客席を取り囲むスピーカーSrLとSrRの2チャンネル低域専用チャンネルのLFEチャンネル0.1chを加えた立体音響の事です。

知っている人ならもう分かると思いますが映画館音響に詳しくない人には何を言っているのかさっぱりでしょう。もうちょっと分かりやすく掘り下げて行きます。



〇まずは身近なモノラル、ステレオから。

今の10代の人はモノラルを知らない世代もいるんじゃないだろうか・・・モノ。ひとつの~という意味があります。モノレールが電車と異なり一本のレールで走行していますよね。その「モノ」です。
チャンネルとしては1.0chとなります。映画館で再生する場合はセンタースピーカーのみの出力です。昔モノラル上映が一般的であった時代は1.0chをスクリーン左右のスピーカーから出力して広がりを持たせていました。NHKのニュースはモノラルだったと思います。現在のテレビはステレオが基本となりますが、モノラル音源を再生した場合左右のスピーカーから音は出ますがどちらも同じ音です。この場合いくら音が出ていても「モノラル再生」になるわけですね。

1DSC05867_モノ

21DSC05867_モノ


対するステレオは2.0ch。実はステレオという言葉自体が立体音響を示す言葉です。
左右独立した音声がLとRから出力されます。同じ音声成分が左右同時に出力されると中央座席に座っている観客からはセンタースピーカーから音が再生されているような感覚を得られます。一般に音像が中央に定位しているとかファントムセンターと言われる状態です。後者は特にセンタースピーカーを使用できないホームシアターユーザーに良く用いられます。
車が走ってくるシーンがあるとします。左右独立したスピーカーの為、右から少しずつ車の音が大きくなっていき、左のスピーカー<
からも少しずつ音が大きくなっていきます。右側から車が来るのが分かります。左スピーカーの車の音が大きくなるにつれ車は中央に移動してきて左右のスピーカーの音量が同じになった時車は中央に来ます。そして右のスピーカーの音量が小さくなっていき、左に車が走り去った後左のスピーカーの音が小さくなっていけば車が目の前を通り過ぎて行くような表現が得られるのです。
音楽でもこのバランスをうまく利用すれば中央にボーカル、右にピアノ、左にギター、というような音場を作ることが出来ます。録音の上手い作品では位相差を上手く利用しステレオ再生でもサラウンドスピーカーを使用しているような立体感を得る事が出来ます。 独立したチャンネルが2つになるだけで一気に表現力が増しますね。

DSC05867_LR.jpg

DSC05867_LR - コピー


〇センタースピーカーとサラウンドスピーカーが追加。4.0chのサラウンドに。

4.0chなどサラウンドのフォーマットの詳細はその2で書きます。今回はスピーカーの振り分けがこんな感じだと思って下さい。

ステレオのL・Rスピーカーに主にセリフを担当する重要な役割を担うセンタースピーカーが追加されます。そして後方には映画への没入効果を高めるサラウンドスピーカーが追加されます。このサラウンドスピーカーは客席を取り囲むように設置されていますが全て同じ音となっています。つまりはサラウンドがモノラルというわけです。

詳しく書くと難しくなってしまうので大幅に略しますがこのセンターとサラウンドの成分はL・Rに混合して記録(マトリクス)されており、サラウンド再生時にセンターとサラウンド成分を取り出し、L・C・R・Srの4.0chサラウンドに変換してくれます。これがよく聞くデコードです。サラウンド環境のない環境ではセンターとサラウンドの成分を混合したステレオ音声として再生してくれるので情報の欠落はないままです。基本的に4.0chなのでサブウーハーは不要ですが低音増強のためにサブウーハーを追加している劇場もあったようです。

サブウーハーがないとは言えど今の映画館のスピーカー設置の大本と言えますね。

DSC05867_LR - コピー (2)


サラウンドがモノラルである為今ほど縦横無尽なサラウンド表現は望めませんが当時は衝撃だったでしょう。

DSC058747_RR.jpg




上から見るとこんなイメージです。

DSC00539 (2)_SrRR


〇いよいよ5.1chについて。

4.0chから5.1ch、更に1.1ch分チャンネルが増えました。増えた1.0chはサラウンドがステレオ化し、SrLとSrRに分かれます。前述したステレオとモノラルの違いと同じく、これによりサラウンド側の左右の移動感はもちろん、SrRからの足音がRになめらかに移動するというようなより臨場感のある表現が可能になったのです。
0.1chは低域専用のチャンネルであるLFEチャンネルの追加です。LFEとはLow(低い) Frequency(周波数) Effect(効果)の略です。120Hz以下の低域成分専用のチャンネルで爆発等のシーンでは空気を震わせるような低音で臨場感を高める事が出来ます。極めて低い周波数なので1.0ch扱いにはならず0.1chという表記になっているわけです。(SDDS 8chはサブウーハーも1chとして数えていますけど。)

また5.1ch以降はアナログ音声からデジタル音声になった事で飛躍的に音質が上がりました。またマトリクス処理でL・Rに混合されていた4.0chと異なりそれぞれのチャンネルが完全に独立して収録(ディスクリート)の為、各スピーカーにより細かく音を割り振る事が出来ています。


現在の多くの映画館の構成もこの形ですね。
DSC05867_LR - コピー (2) - コピー
LFEch、つまりサブウーハーのことです。


客席を囲むスピーカーがステレオ化。最初のステレオで解説したのと同じく音量のバランスや位相を使って距離感や移動感の表現が可能に。

DSC05874_SRDRR.jpg


様々な面で見る5.1chの図もこれですね。LFEの設置位置は映画館や各スクリーンで違います。

DSC00539 (2)_RR


ちょっと今回は小難しい内容になってしまいました。5.1chというものがどんなものか、あまり詳しくない方も大まかな所はこんなもんだと分かったと思います。独立した5チャンネルと低域専用チャンネルで構成されたサラウンドサウンド、これでももうしっくりくるでしょう。


次回はDOLBYやdtsといった音声フォーマットについて書きたいと思います。他のメンバーも記事を書いていますのでそちらが先になるかもしれません。先に他のメンバーの記事がアップされましたら是非そちらもご覧ください。
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