スクリーン7・THXだけではもったいない。イオンシネマ海老名の通常館で映画を是非

2017年01月03日 23:48

代表改めハヤピが久しぶりに記事を投稿、更にはブログ内をブラッシュアップしてくれました。ようやくイバタン。らしい記事が見れるかと思います。自分は基本的に映画館系の記事が多いとは思いますが、イバタン。らしい記事も今後アップしようかと思っています。

さて、以前イオンシネマ海老名のTHXはなぜすごいのか、THXとは何なのかという記事を投稿しました。見ていただいた方ならお分かりと思いますがTHXだからと言って全てがいいわけでもないし、THXと同等の設備もある、海老名のTHXはその劇場構造に今の映画館では見られない構造になっているわけです。

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THX認定の映画館って?

イオンシネマ海老名 スクリーン7 THX劇場はなぜすごい?

イオンシネマ海老名は1993年にオープンした日本初のアメリカンスタイルのシネコンです。非常に古く、お客も少なかったですがTHXが認知され今では非常にお客が多くなっています。しかし、港で聞こえるのはTHX認定のスクリーン7の話がほとんどです。確かにイオンシネマ海老名のスクリーン7は素晴らしい劇場ですがそれだけでは非常にもったいないのです。

今回はなかなか情報のないイオンシネマ海老名の通常スクリーンについて書きたいと思います。
〇メイン、セカンドや通常館という内訳

自分もブログ内で様々な書き方をしていますがメイン館、セカンド館は言葉通りその劇場で最も大きな劇場と2番目のキャパを持つ劇場です。メイン、セカンドがその劇場にとっての顔的な側面もあるのでTHXやULTIRAなどと言った特殊な設備を導入することが多いです。世の中で注目されるのもこの辺りです。ULTIRAとIMAX、THXの感想は良く見ますがそれ以外はなかなか見かけませんよね。

通常館、と銘打つのは少々おかしな表現ですが特殊設備を入れてない劇場やセカンド以下を分かりやすく表現するのにこう読んでいます。シネコンではかなりのスクリーンを有しているので100席未満から300席クラスの特に劇場案内で特殊なスピーカーなどを入れていないスクリーンだと思って下さい。



〇実はメインに負けていない?目立たない通常館の実力。

特に表記のない通常館。すごい設備を入れているわけでもなさそう・・・じゃあメイン以外は大したスクリーンじゃないから他で映画見なくてもいいかな。他の大きいスクリーンで上映している所で見よう!という方も多いでしょう。

でも必ずしもメイン以外がクオリティが低いわけではありません。たとえば自分が好きな劇場で横浜ブルク13があります。この劇場のメイン、セカンドは7と1ですが、6と12が音に関してはかなり迫力があります。空間が大きくなればその分音響的な障害も増えますが200席から300席の方が音のまとまりもよいようです。茨城では個人的にMOVIXつくばはメインの9より1の方が好きですし、シネプレックス水戸の4や7もお気に入りです。最強のTHX認定館だったQ-AXシネマシアター1を過去に紹介しましたがシアター2も特に大きな宣伝をしていない「普通の」劇場でしたがそのクオリティはとてつもなく高いものでした。公表されていなくてもト見えないこだわりをつぎ込んでいる映画館も多数ありますね。
もちろんスターウォーズのような壮大なスケールの作品はメインクラスの劇場で見たいという気持ちもありますね。



〇イオンシネマ海老名の通常館

まずスクリーン1を見てみましょう。158席の小さな劇場です。最小劇場が147席という事を考えると小規模劇場でも結構な席数ですね。

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スクリーンはかなり小さめ、縦長の構造です。天井の高さがかなり低いのが分かります。イオンシネマ海老名の致命的な弱点の一つで3階にショッピングフロアがある為、独立した7とは違い天井高が確保出来なかったのかと思います。最後列は天井に手が届きそうな程です。

この劇場は壁面は全てグラスウール、天井も水平ですが良く見ると天井の左右がハの字型になっています。音響的に部屋の隅は音が悪くなりやすいのでこのような形をしているのだと思われます。難しい施工を小規模館でも行っていますね。後壁にサラウンドスピーカーが配置されていないのも珍しいです。

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スクリーン1はサラウンドスピーカーがかなり低い位置にある為かサラウンドの音が結構主張強く聞こえる印象があります。スクリーンこそ小さいものの1993年オープンの映画館という事を考えると最新の映画館の小規模劇場と比べても音の点でけして負けていないというのが凄いですね。


続いてスクリーン3と5を。

スクリーン3

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スクリーン5

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なんと、傾斜天井になっています。スクリーン7と同じく床と天井の並行面をなくす目的があるのだと思いますがセカンド以下中規模館は同じ構造になっているようです。しかも前方から3分の2付近まではグラスウール壁ではなく反射構造になっており、必要以上の吸音を行っていません。これもスクリーン7と同じですね。これは現代のシネコンではなかなか真似できないこだわりでしょう。THXの認証がなくともTHX劇場でも用いられているノウハウが活かされています。スクリーン3が381席でスコープスクリーン、スクリーン5が234席でビスタスクリーンですが、体感的なサイズは5の方が大きく感じます。実サイズは3の方が大きいと思いますが座席数が小さい方がビスタ作品はより大きな映像と感じますね。これも席数イコール体感画面サイズではないというわけです。

不思議なのがスクリーン3後壁にはサラウンドスピーカーがありませんがスクリーン5には設置されています。サイドのスピーカーのカバーエリアか建物の構造的な問題もあるかも知れません。スクリーン3は鳴らしこまれたスピーカーの柔らかさのなかに結構な迫力を感じます。スクリーン5はサラウンドの鳴り方がフロントと上手くつながり広がり、奥行きも感じますね。


最後にスクリーン6。

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ここの壁面構造は確認出来ていないのですがスクリーン3・5と同等規模かつ傾斜天井を採用している点からも前方3分の2は反射構造ではないかと思います。222席でありながら体感スクリーンサイズは3・5より大きく見た目もビスタスクリーンながらミニマム7といった感じで好きなスクリーンです。音も低音は出すところは出しますしフロントとサラウンドの繋がりも良いです。ここも後壁にサラウンドスピーカーがついていますね。

3・5・6に共通して言えますがスクリーン7は特殊反射拡散構造と空間が大きい事から他では再現出来ないような広がりや定位を見せますが、反面音像が大きく特に響きの多いセンターは聞きとりにくい場合がありますが中規模スクリーンであればスクリーン7以上にセリフは明瞭に聞くことが出来ます。反射構造のおかげで声の伸びが良いのもいいですね。

このようにイオンシネマ海老名はスクリーン7・THX認定館でなくとも非常に魅力的な劇場を用意しています。スクリーン7でなくとも1度見てみる価値は十二分にあるのです。もちろんそれはこの劇場に限った話ではありません。

ただ、イオンシネマ海老名の通常館の弱点はもう一つあり通路、場所によってはロビーの声が聞こえてしまう事があります。独特な形の入場口は騒音対策もあるのだと思いますが、限られた空間の中での施工だったためか、劇場出入り口付近では子供のはしゃぎ声がもろに聞こえる事がごく稀にあるのも事実です。

それでも日本初のシネコンという事で相当のこだわりで造られている劇場でそれはクオリティにも表れていますし、上手く改装されているロビーはけして見劣りするものでもありません。スクリーンサイズや天井はどうにもならないかも知れませんがスピーカーは大分古くなっています。それはTHXのスクリーン7でも例外ではありません。しかしもしもこの特殊構造でスピーカーを最新のモデルに取り換えたとしたえらスクリーン7はもちろん最新のシネコンでも出せない様な音を鳴らすかも知れませんね。

ローグ・ワンを始め様々な作品をTHXで推しているイオンシネマ海老名ですがTHXはもちろん他のスクリーンも是非覗いて見て下さい。

次回は映画館記事になると思いますが他のメンバーも活動再開してきましたのでイバタン。的な記事になるかも知れません。ふじも記事を用意している様なので様子を見ながら更新したいと思います。映画館関連で見ていただいてる方は是非本来のイバタン。記事もご覧ください。
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