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映画館の選び方。~本当?よくある○○のすごい映画館~

2016年08月22日 19:57

特に都内などの映画館密集地帯ではどこの映画館がいいか教えて下さい!音のいい映画館を教えて下さい!といった質問が見受けられます。確かに今は様々なフォーマットや上映形態、独自規格があるので映画館好きでもなければそれぞれの違いは見分けがつかないものだと思います。前々回にシネプレックス水戸とTOHOシネマズひたちなかを例にホームページの簡単な見方を説明しましたが今回はちょっと応用、小難しい話も含めて映画館の選び方の注意点を説明したいと思います。

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○そもそもの大前提、ホームページは必ず確認すること。

ミニシアターのように限定的な上映の作品が多い場合、どの作品をどこの劇場でいつやっているかをしっかりと確認します。対してシネコンの場合複数のスクリーンが一か所にあるので「この作品も当然やっているだろう」と思って行ったら上映していなかった、という事が多々あるようです。また川崎や新宿のように駅から非常に近い位置に複数のシネコンが密集している地域ではどこの映画館か分からなくなる人もいるようです。アクセスも確認しましょう。

これらもちろんですがホームページでの劇場の比較は映画館選びには必須事項です。また劇場レビューがこのイバタン。も含めて色々とありますが、人の感覚によるものなので個人差があります。参考程度にとどめてひとつの情報として受け入れないと○○だから何を見ても完ぺきだ!○○以外で映画を見るのはあり得ない!といった極端な情報に踊らされる可能性もあります。最終的には見る人が決める事です。例として自分が高域に特徴のある迫力重視の映画館という映画館も別の人からは高域がうるさすぎて聞くに堪えない映画館ともなり得るのです。



○最新のシステムを導入!イコール最高とは限らない。

最も多く見るのはDOLBY SURROUND7.1、DOLBY ATMOS、IMAX、などの最新のシステムを導入しているから最高であるというものがありますがこれらは必ずしも最高にはなりえません。

まずDOLBY SURROUND 7.1、DOLBY ATMOSについてですが、そもそも作品が対応していない場合必然的にPCM5.1以下(2.0や3.1など)になります。ATMOS館でまれに5.1ch作品で「天井にスピーカーがあるとやっぱり違うね」という感想を言っている人もいますが天井からは一切音は出ていません。こういった場合どれだけの再生チャンネルを持とうと一番小さな劇場とでも再生フォーマットとしてはなんら差がないのです。


またDOLBY ATMOS劇場にはATMOS再生でない場合弱点もあります。


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イオンシネマ春日部と幕張新都心のサラウンド配置の違いが分かると思います。春日部はATMOSでは無い為従来の映画館と同じく、劇場のスタジアム傾斜に合わせたスピーカーの配置になっています。対するDOLBY ATMOSに対応した幕張新都心はATMOSの特性を考慮しかなり高い位置のスピーカー配置になっています。ATMOS再生時に問題がなくとも通常再生の場合この高さではサラウンドの音場がかなり高い位置になってしまいます。通常の5.1chの場合より多くの観客にサラウンド音を提供出来るのは基本5.1再生の春日部になるのです。


IMAXについては以前の記事を読んでいただいた方にはおわかりだと思いますが改装されたIMAXとIMAX設計の劇場では根本がそもそも異なります。IMAXを全て同じにしてしまうと

これも
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これも
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これもIMAXです。
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IMAXのブランドイメージは現在の映画館のシステムとしては最強の宣伝力を持っていると言えるでしょう。確かに成田や大阪エキスポクラスになれば本物のIMAXとしての醍醐味を味わえることは間違いありませんが、IMAXだから最高であるというのは必ずしも言えません。大画面がウリのIMAXですが、場所によってはもっと大きな通常館のスクリーンもけっこうあるのです。



○意外と難題、音のいい映画館とスクリーンの大きな映画館を教えて下さいの質問。

まず音のいい映画館という質問自体が難しいですね。音の良し悪しは人の感覚的なものであり、10000人がいいと言っても1人はダメだという人もいます。
まず音の良さの基準としてTHXのように正確な音を再生するモニター性の高い映画館と定義するとしましょう。こうなると閉館してしまいましたがQ-AXシネマの音は最高に音が良いと言いきれます。スタジオクオリティとも言える音はマスターオブモニターと呼ぶにふさわしいものでしょう。
ただ、この作品の録音に対し正確な再生を行う事を音の良さの前提にしてしまった場合、絶大な人気を誇るシネマシティの極上爆音上映や極上音響上映は最低という事になってしまいます。あえて最低と言うのは実際の音云々ではなくオリジナルの音に色々と調性を加えてしまっているという点です。
音の良さの視点を変えてライブ作品を本物のようなリアリティで聞けるような音のいい映画館とした場合、録音が悪い場合Q-AXシネマはありありとその音の悪さを露呈してしまうのでモニター力は高くとも本物のようなライブ感が味わえないでしょう。しかしPAスピーカーで構成されているシネマシティはただでさえ音楽系作品に強く、元の音が悪くともよい音に昇華してしまうだけの技術も持ち合わせています。この点の音の良さについてはシネマシティは最強とも言えます。

映画館はTHXの称する製作者の意図を忠実に再現することが大前提ではありますが、今は様々な映画館があります。なので調べる際はアクションに最適な音のよい映画館や音楽をきれいに再生する音の良い映画館などと絞り込まなければ答えは見つかりにくいでしょうね。更に言えば何番スクリーンかによっても差があります。○○シネマの○○スクリーンの回とまで来ると慣れない方は面倒かもしれませんね。最終的には自分の耳が頼りなので何劇場か見てお気に入りを決めるのが間違いないでしょう。


スクリーンの大きな映画館は公式ホームページを見ればスクリーンサイズが載っているサイトもあるので公平な目でどこが大きい、と言えます。関東ではTOHOシネマズ海老名スクリーン1、ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10、成田ヒューマックスシネマIMAXシアターが20mオーバーの巨大スクリーンを導入しています。実際のサイズは間違いなく断定出来ますが、以前記事にもしました実スクリーンサイズと体感スクリーンサイズの問題があります。20mのスクリーンであっても座席数や劇場構造の関係で15mのスクリーンのほうが大きく感じるという事もあるのです。

座席表を見るとこの辺りは割と簡単に予測が出来ます。スクリーンサイズが分かっている場合、18mのスクリーンの劇場だとしましょう。単純に座席数が300席と400席では300席の方が体感サイズは大きいでしょう。同じ座席数でも横列が30席・縦列がS列まであるか、横列35席・縦列O列までかでは劇場の縦横比が異なりますね。座席の大きさや座席間隔にもよりますがどんどん縦長になるほどスタジアム傾斜はなだらかになり、スクリーンは遠くなるので体感的なスクリーンサイズは小さく感じる事になります。

これが分かれば座席表の縦横比で大体の劇場のサイズがつかめます。慣れれば座席表をぱっと見て「体感サイズ大きそうだな」と思う事もあるでしょう。意外と100席台の劇場の方が大きく感じる事もあるのです。

実スクリーンサイズひおいては基本的にメインスクリーンの大きい映画館の名前がよく見られますがセカンド以下のスクリーンも大きいとは限らないのでこの点も注意ですね。



○お客が多いのは嫌だ!空いている映画館を教えて下さいの質問。

これも地域や客層によって大きく差があるのでなかなか難しいですね。新宿のシネコン3社はいつ行っても満席続きですが、少し離れたとあるシネコンは規模が総座席2500席規模にも関わらずガラガラなんて事も。そんな時込み具合を見るのにいいのがインターネットチケットです。

実際に買わずとも客席を選ぶ時に混雑具合が見れます。ポイントは注目作、大作映画の公開日にどれだけお客が入っているかをチェックすること。インターネットチケットは約3~4日前から受付を開始します。正直上映1日前でも1席も埋まっていない劇場は当日もガラガラでしょう。満席になる劇場は日付変更と共にアクセス集中でたまに固まります。日付変更後30分もすれば見やすい位置はほぼ埋まっているでしょう。逆にガラガラの映画館は本当に当日にならなければ席の購入がないような場所もあります。インターネットチケット利用は上映の10~30分前まで基本的に受け付けています。なのであらかじめ上映直前の混雑具合を見ておけば混雑具合も見えてくるのです。

この手はインターネットチケットが利用出来る劇場限定となりますが最近の映画館の多くはインターネット予約が可能なので大体の劇場で使えるワザだと思います。4DXなどのアトラクションシアターでも空いている劇場と混雑している劇場とで見分けることも可能ですね。購入タイミングや受付締め切りは各サイトごとに異なりますのでそこは各ホームページで確認してください。


○デートにお勧めの映画館を教えて下さいの質問。

これについては以前記事に書きましたのでそちらを参考に。↓
デートに使いたい映画館はどこか?その1
デートに使いたい映画館はどこか?その2

設備だけでなくロケーションや複合施設、インターネットチケットの利用などの下調べをしておきましょう。カップルシートや専用ラウンジ、プレミアスクリーン等ももあります。空いている映画館で落ち着いて見るのもいいですね。


○座席がよい映画館を教えて下さいの質問。

これも音と同じく人の感覚による部分が大半な為、はっきり言って断言は出来ないものです。自分は腰が悪い為柔らかめなシートが苦手です。なのでT-JOY系が導入しているオリジナルの硬めのシートが好きだったりします。↓

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また座席が良いという点でTOHOシネマズのプレミアシートや109シネマズのエグゼディブシートなどに代表されるハイクラスシートを指すものもありますが、確かに仕様は豪華である事が大半でも最後列でポジションとしてイマイチであったり、ベストポジションであっても硬め、柔らかめの好みの違いで体になじまないという事もあります。テーブル付きのシートは荷物が置けたりするので非常に便利ですね。109シネマズのエグゼディブシートは会員であれば通常料金で利用出来ますが、基本的にハイクラスシートは通常500円~1000円以上の追加料金もあります。椅子にどれだけの価値を見出すかが重要ですね。あとはMOVIX系のように前後の座席幅をゆったりとっている劇場は足が伸ばしやすく鑑賞する際に疲れにくいのもいいです。

109シネマズのエグゼディブシート↓

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序破急が運営するサロンシネマ、シネツイン、八丁座は座席に対するこだわりが恐らく日本一ではないでしょうか。これほどの座席でありながら1800円での鑑賞が可能、更には割引も充実。関東にも進出して欲しいくらいですね。シネツインは残念ながら閉館となるようですが訪れてみたい映画館のひとつです。

序破急・サロンシネマ、シネツイン、八丁座



よく見かけるのはこんな所でしょうか。
映画を見る際に同じ料金を払うのであればなるべくいい所で見たいという気持ちはあると思いますが、インターネットに溢れるレビューは貴重な情報ではあれど個人の感想であると言う事をしっかり認識したいところですね。やはり自分の感覚が一番重要であると言う事、あとは一番大きなスクリーンでなくても中規模の劇場に隠れた良スクリーンがあるなんて事もあるんです。映画館ごとの特徴を見比べながらお気に入りの劇場を見つけたいですね。


次回は映画館の音響に重要な劇場の構造について書こうと思います。

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