FC2ブログ

シネマシティが6000万円かけて導入したラインアレイスピーカーを見てきました。

2016年06月19日 22:51

ようやくシネマシティのラインアレイスピーカーを聞いてきました。6000万円(1チャンネル2000万円)をかけたとんでもないスピーカーです。前回爆音で鑑賞したガルパンにて比較してきました。今回はシネマシティが導入したラインアレイスピーカーの個人的な感想を書きたいと思います。

Meyer Sound  LEOPARD(レパード)
DSC00111_R.jpg

変更前
メイヤーメイン
○ラインアレイスピーカーとは?

基本的には大規模なライブで使用される大型のスピーカーです。ベースモジュールに小型のスピーカーを縦に複数緩やかなカーブを描いて設置しているスピーカーです。広大なアリーナや屋外ステージなどでは前方から後方まで均一な音を届ける事は通常のPAスピーカーでは困難です。複数取り付けられたスピーカーは前列から後列までをカバーする為の角度がつけられている為広いエリアに音を届ける事が出来るのです。

緩やかなカーブが付いているのが分かる

DSC00114_R.jpg


ベースモジュール部

DSC00120_R.jpg



アレイスピーカー部

DSC00121_R.jpg

○実はラインアレイはシネマシティが初導入ではない

爆音上映の口コミにより多くの人がシネマシティでラインアレイスピーカーを巨額を投資して導入したことが話題になりました。映画館では通常使用されないラインアレイが導入されたので映画館では初と思っている方もいるようですが新宿ピカデリーのシアター1ではサラウンドスピーカーにラインアレイスピーカーを導入しています。

DSC00092_R.jpg

またTOHOシネマズ新宿などで導入されているVive Audioも形を見るとなだらかなカーブのついたボディに複数のユニットを取り付けたアレイ型のスピーカーになっています。Vive Audioは特にDOLBY ATMOS再生時に繋がりの良い音場を生み出していますね。

DSC08841_R.jpg


○オーバースペックにも程がある強力なスピーカー


独特の存在感がある
DSC00108_R.jpg


DSC00109_R.jpg

シネマシティastudioは382席の劇場です。座席規模としては一般的なメイン館と同等程度です。しかし今回導入したスピーカーは恐らく1000席から3000席の広大な空間等に向けたモデルであり空間に対しかなりのオーバースペックのスピーカーであると言えます。そもそも前回まで使用していたモデルですらオーバースペックであると言えるスピーカーであるわけで、サラウンドスピーカーですらメインスピーカーとしても使用出来るモデルなのです。



○個人的感想は



かなり強力なスピーカーであるのは多くの方が分かる所でしょう。Meyer soundの音はただでさえ伸びる強力な音ですがそれを更に強める形式のスピーカーな訳です。L・Rの音は特に強烈です。シネマツーの響きやすい空間でも強烈に伸びます。ただし大規模アリーナや屋外ステージでも使用できる規模のスピーカーなだけあり400席に満たない空間では中高域から高域がかなりきついです。人のセリフではサ行がかなり耳障りに感じます。ただし音楽表現は流石ライブ用とあるだけありよりライブな表現です。個人的にはこのシステムでマイケル・ジャクソンのTHIS IS ITを見たいと思いました。

細かいところだと新規導入したサブウーハーとの音色がマッチしたのでフロントの音は一体感が増しましたがサラウンドのスピーカーに対して音色差が若干気になります。アレイ部のスピーカーをサラウンドで使用すれば音色を全て統一出来ますが流石にないでしょう。また複数のスピーカーが連結される事で音源が分散し定位が甘くなるのではという懸念がありましたがむしろ良くなっていた印象もあります。

爆音上映であれば強烈な低音の中でも音を飛ばすので最適とも言えるスピーカーかもしれません。通常上映や極上音響上映ではフロントの音がきつくなると思います。前回モデルですらシネマサウンド感の薄い音でしたがよりkicの個性が強くなりライブ音の色が濃くなった分シネマサウンド感がかなり後退したようにも思います。

爆音スタイルや音楽作品ではこの上ないスピーカーとも言えますが映画再生という点では少々扱いにくいスピーカーではないかと思います。基本的にastudioは爆音専用のような劇場になってきているので気になる人は少ないかもしれません。ガルパンやマッドマックスで神格化されている劇場ですがシネマシティなら何かしてくれる!という期待を多くの人が持っています。調整を頻繁にかける通常の映画館のセオリーから大きく外れた映画館とも言えますが映画館音響についての多くの関心を集めた功績は凄く大きいでしょう。今後もなにかをやってくれるでしょうからホームページを細かくチェックするのがいいかもしれませんね。


a[studio]と言わず「arena」や「Live stage」と改名してもよさそうな風貌

DSC00112_R.jpg


爆音上映はほぼ毎回行われていますので興味がある方は是非覗いてみて下さい。


次回は身内で話に上がったデートに使いたいオススメ映画館を紹介します。
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://ibatan1.blog90.fc2.com/tb.php/211-83b5aa5b
    この記事へのトラックバック