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ガールズ&パンツァー劇場版が映画館を救う?

2016年05月31日 23:37

現在も大ヒット中のガールズ&パンツァー、通称ガルパン。我らが地元茨城の大洗が舞台です。ゴマ宅からは15分もあれば車で行けてしまいます。
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2015年11月から驚異的なロングランヒットとなったこの作品はかなり特殊な上映の広がりを見せました。何だかんだで自分も立派なガルパンおじさんになってしまいましたがガルパンにより映画館で映画を見る良さが多くに広がったと言えます。ガルパンと映画館の上映の動き、お客の関心について触れてみたいと思います。

公開当初は上映館が少なく、大手の限られた映画館での上映がほとんどでした。全国的にも上映のない劇場、県内で一か所などの上映も多かったです。深夜放送枠のアニメーション作品は鑑賞する人も限られますので日中に放送されるアニメ、ドラえもんやワンピース、プリキュア、国民的アニメのスタジオジブリなどの作品に比べると限られた上映館になります。ガルパンは上映初日から満席続出での大盛況。全国的な大ヒットとなります。

その中で異彩を放ったのがシネマシティの極上爆音上映でした。作品の関係者が立ち会い重低音を効かせた調整を行うという普通あり得ない上映です。独立系シネコンのシネマシティだからこその上映スタイルといえますね。自分は初日か2日目あたりにシネマシティで1本目を見ましたがまだ極上爆音が多く認知されておらずベストポジションをとるのも容易かったです。とはいえ上映当日は満席!ものすごい人気です。上映後はその迫力を称えるものか、作品に対するものか、どちらもか割れんばかりの拍手が。


○極上爆音上映・センシャラウンドファイナルがガルパンファンに認められる。

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ガルパンは表紙の女の子の数からして一見美少女系の萌え物なんじゃないか、と思いがちですが(もちろんその側面もあります)中身はリアルな戦車で創意工夫を凝らし貧弱な戦車で強大な相手と戦う熱いスポコン的な作品です。軍のマーチのアレンジなど音楽の聞きどころ、迫力の砲撃音と音に対するクオリティを求めるお客が非常に多い印象です。
今はツイッタ―などで個人の情報が多くの方に拡散されます。シネマシティの爆音上映が凄い!と口コミが一気に広がり、ついにはシネマシティのスケジュール更新時にはサイトにまともにアクセス出来ないほどの人気になり、時間帯によっては日付更新から数時間で満席。当日券組みはおろかシネマシティズン会員でなければチケットを買えない程になりました。


(センシャラウンドとは昔ウーハーを増設して上映されたセンサラウンド方式と語呂が良いのでひっかけてあるようです。テレビシリーズがセンシャラウンド2.1として収録されています。)

○シネマシティではスターウォーズもガルパンに負ける

個人的にはちょっと悔しいような地元民としてはうれしいような複雑な気持ちですが全世界同時上映・待望の新作のスターウォーズもガルパンの集客には相手になりませんでした。全国的には妖怪ウォッチ?に負けるというのも残念ではありますが・・・


○特別調整音響を行う映画館が出てくる。

塚口サンサン劇場のサンサンセンシャラウンド重低音轟激上映も作品スタッフの調整により実現。自分は行けませんでしたがこちらもかなり好評。こちらは重低音はもちろんスタッフの対応、ノリもよかったとの事です。マサラ上映という声だしや合唱、クラッカーありという凄い上映もあったようです。シネマシティのライブスタイルガルパン版のようですね。後にテレビシリーズをプロロジック処理し5.1にしたサラウンド上映も行っています。


○ファンからの要望が届く。4DX上映。

これも異例な事だと思いますが認知され始めた4DX。ガルパンは作品的にこのアトラクションシアターに合う要素が非常に多い作品です。最初は通常の劇場の上映のみでしたが時間をおいて4DX版の追加上映が決定、しかも最初の上映に続き4DX、通常上映館両方の追加上映がどんどん増えます。


○4Dに合わせた特別調整

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地元水戸のシネプレックスではセンシャラウンドネクストディメンション、平和島のシネマサンシャインではセンシャラウンドノーリミットとして調整が施されます。水戸は見ましたがHDCSの特徴とは真逆の音なのが面白かったですね。4DX版も各劇場がすぐ満席。こちらも口コミで良さが広がります。シネプレ水戸はこの特別音響をホームページ上で全くアピールしていませんでした。地元茨城が他の劇場に負けているのはちょっと悔しいので聖地としてもっと力を入れて欲しかったです。


○シネマサンシャイン平和島が最大モーションの4Dを。

ガルパンは大作映画に比べても4D効果が非常に多いです。全部使っているかも知れません。戦車の振動や砲撃、被弾の揺れなどかなりのモーションがありますがそのモーションレベルを最大にしてしまったのです。かなりの揺れで座席に深く座らないと危ないとか・・・


○イオンシネマ幕張新都心がULTIRAで、シネマサンシャイン平和島がimmサウンドで参入。

イオンシネマのULTIRAは設備も豪華、スクリーンも大きな非常によい規格ですがあまりにもアピールが足りない事と口コミも少ないが為に各地ほぼガラガラの状態でした。ガルパンをULTIRAで上映するにあたりかなり力を入れたようでシネマシティの極上爆音には動員は及ばずともかなりの評価を得ており中には立川以上と評価する人も現われました。個人的には非常にうれしいことです。特別調整は行わずにULTIRA本来のままの調整での上映です。

シネマサンシャイン平和島はアメイジングシアターのimm soundのUP MIX機能と制作スタッフの調整によるセンシャラウンドクリアで勝負を仕掛けます。クリア系は今までが迫力重視だったからかULTIRAがクリアサウンドをウリにしてる部分での対抗策かは分かりませんがこちらも好評です。自分は平和島と塚口には行けませんでしたが熱狂的なガルパン信者は全て制覇した人もいるとか。映画館マニアとしては完全に敗北ですね。



○大高を除くすべてのイオンシネマULTIRAでガルパン上映。一部では大音量上映も。

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幕張新都心でのヒットにより各地のULTIRAでの上映に広がります。ULTIRAナイトでおなじみの春日部他港北NTでも大音量上映が行われました。ブルーレイ販売に合わせ150を超える劇場で再上映・4DXマシマシ上映とここにきて更に盛り上がりを見せます。シネマシティでは6000万円かけて入れ替えたスピーカーにより連日満席のヒット。イオンシネマではTHX劇場での上映も行われます。興業収入は20億円を超えるというとんでもない数字を叩き出しました。


○ガルパン鑑賞者の動きは映画館を救うか?

ガルパンでは映画館マニアでなくても様々な映画館を巡り歩き、各音響の違いや映像の違いを楽しむお客が非常に多いです。これは個人的には非常にうれしいですね。映画なんてどこで見ても同じ、近ければいい等の意見が多いですが映画館ごとの違いはとても大きいです。ガルパンファンは内容的にもよりよい音を聞きたいという欲求が強く、極上爆音上映を中核とし、独自調整を行った劇場を多くの人が比較のために遠征しました。ULTIRAについては違いは表立って中身の違いを明記せずとも各館を鑑賞する人もいます。
また、ブルーレイ販売後も多くのお客が映画館を訪れる事も驚きです。隣にお客がいるのがいや、一時停止出来ないなどの理由で映画館を嫌う人もいますが、ガルパンという作品は映画館という映画を見る為だけの場所の優位性を示したと言えます。映画館で見るべき、映画館でなければこの迫力は得られない、映画館からお客が離れる今これは極めて特殊な事態と言えます。なぜなら特典目当ての人気作は特典終了後以降は著しく動員数が減りますがガルパンは映画を映画館で見るためにお客が押し掛ける為に特典終了後も満席が続きます。
個人的にはどんな映画であっても映画は映画館で再生されるべきコンテンツなので当然とも思えるのですが映画館で映画を見る楽しさを見事に証明したと思います。

映画館側の宣伝力も集客に大きな影響があるのも証明したと言えます。どんなに設備のよい映画館でも何らかの形で宣伝をしなければお客は全く分からないのです。ULTIRAや海老名THXが良い例でしょう。ULTIRAはJBL4wayに大型スクリーンの最新設備、新規サイトにはDOLBY ATMOSも導入されています。海老名も特殊構造による他には真似できない音響ですがどちらもガラガラ、海老名に至っては閉館を心配するほどでした。海老名はスターウォーズもありますがガルパンの口コミによってようやく認知されその能力の高さが評価されたのです。最初からULTIRAで上映してても特に宣伝がなければ同じ結果にはならなかったかもしれません。

イオンシネマ海老名で上映されてからは映像に対する関心も大きくなりました。ULTIRAの特大スクリーンでガルパンを見た迫力もさることながら各劇場の映像の切れという一般人はまず注目しない部分を見ています。大スクリーンである事による細かい所もくっきり見える解像感、映像の美しさは誰もが気にすることですが全ての映像をスクリーンに100%映写しているかというのはなかなか見れません。これにより「立川は音響は十分すぎるから映像を何とかしてほしい」という声も聞こえてきます。
しかしULTIRAは2KDLPですがシネマシティは4KSKRDです。単純な解像度はシネマシティの方が倍ですがULTIRAの評価が圧倒的に高いです。これから20mクラススクリーンでも2Kで十分事足りるという事が分かりますね。

ガルパンを見た人や映画館の評価を見た人はこの劇場は凄い!またここで映画を見よう!というリピーターを生み出します。映画館好きとしては映画館が賑わう事はうれしい事ですね。




○特別調整のない劇場の評価がなかなか聞こえてこない。

一部特殊劇場の評価が非常に高い中で通常の映画館のレビューはなかなか聞こえてきません。多くの客が爆音上映などを評価する中特に何もしていない劇場はイマイチととらえられがちです。
実際特殊規格や特別調整が必ず優位でもないわけです。爆音上映にしても見方を変えれば低域偏重のバランスの悪い音ととらえる事も出来ます。
映写については新宿バルト9のシアター8が完ぺきでした。しかしこのことは恐らく誰も触れていません。音響もバルトは非常に良かったです。横浜ブルク13も話題に上がりませんが非常に高品位な音響出会ったことが予想できます。前にオリジナル規格の記事を書きましたが特に表記がなくてもそれ以上に良い映画館は実際たくさんあるのです。映画館は入ってみないと分からない事がほとんどです。




色々書きましたがガルパンが映画館で見る事の意義をこれでもかという程アピールしたので個人的には満足です。小さな作品でも期待の大作でも是非映画館という空間で楽しみたいですね。

なお個人的にはシネマシティ(astudio・ラインアレイはまだ)、イオンシネマ海老名、イオンシネマ幕張新都心、新宿バルト9、これらを強くオススメしたいです。


次回はイバタン。を見てくれている方にこっそり教えたい茨城のオススメスクリーンについて書きたいと思います。

ガルパンはいいぞ。

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