映画館のスピーカー その2

2016年05月05日 22:51

前回は一般的?な映画館のスピーカーについて書きました。JBL、EV、K.C.S.、QSC。絶対とは言えないですが多くの映画館に導入されているメーカーだと思います。今回は一部で導入されているモデルについて書きたいと思います。
○TAD

Technical Audio Devicesの頭文字からなります。日本のオーディオメーカーPIONNERから生まれたハイエンドブランドです。TADのシネマスピーカーはジョージ・ルーカス率いるスカイウォーカーサウンドとの共同開発によって生まれたスピーカーです。製造こそアメリカで行われていますが日本の開発したスピーカーといって差し支えないでしょう。ベリリウムを使用した振動版を用いているのを特徴とし映画館というよりは制作スタジオ向けのモデルと言えます。
ラインナップにサラウンドスピーカーがない為写真はありません。サラウンドにはEVが使われています。MOVIX宇都宮で初導入となりました。
音は非常に生真面目な、正確な音です。制動の効いたいかにもスタジオの音と言えます。高域の伸びがとてもよく、人のセリフもすっと抜けます。低音も出すところはしっかり出すいいスピーカーと言えますが扱いが難しい所もあるようです。また基本的にはスタジオ用なので導入劇場は250席から300席ほどの中規模劇場が多いです。MOVIXさいたまには上位モデルTSC-3415がセカンド館に導入されています。一部のTOHOシネマズや閉館してしまいましたが109シネマズMM横浜にも導入されていました。



○EAW

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こちらもMOVIXが日本初導入となります。導入劇場はMOVIX系の一部の劇場のみでしょうか。アクション系には全く向かないスピーカーです。かなり地味な音ですがK.C.S.とはまた違う音です。特に音楽要素の多い作品には抜群の相性で上品で伸びやかな音になっています。劇場のブッキングにもよるのでなかなか狙って見る事は難しいですがドラマ系や音楽系が上映されるのをスケジュールで見ておくのもいいかもしれません。


○MartinAudio

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こちらも一部のMOVIX、TOHOシネマズに導入されています。なんばパークスシネマとMOVIX柏の葉の2回しか聞いたことがなく、なんばパークスシネマではかなりの迫力のある音を鳴らしていましたがMOVIXではかっちりとしたJBLの中域をシャープにしたような音でした。回数が少ないのと印象がかなり違ったことできちんと評価するのが難しいですが硬派なスピーカーという感じでした。



○Klipsch

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ユナイテッドシネマの一部に導入されています。アメリカのシェアがかなり多いメーカーです。浦和のIMAXシアターにはクリプシュが名残として残っていたので豊洲以外は上位劇場のみの導入かもしれません。豊洲の音を何度か聞いていますが、ヤマハのチューニングによりかなりヤマハの色が強くなっているので本来のKlipschの音とは異なるかも知れません。低域はほどほどに明るく抜けるような元気なサウンドですがどことなくセリフにある柔らかさがヤマハっぽい気がします。オーディオスピーカーとして聞いたKlipschの音はからっとした中域で音はメリハリがあり低音も出ている印象だったので元々の音はこういう感じなのかもしれません。

○Meyer Sound

メイヤーサウンドロゴ

メイヤーメイン

シネマシティや一部のミニシアターなどで採用されていますがPA用のみでシネマ用スピーカーの導入は日本ではまだないと思われます。響きやすい空間でも直進力のあるストレートな音を出します。シネマシティのkicリアルサウンドではそのすさまじい能力を最大限発揮していました。音がPAの音というのがありシネマスピーカー独特のセリフ感などがないのが難点というか好みが分かれる所でしょうか。シネマ用の導入があれば何としても聞いてみたいところ。シネマシティが酔狂で入れてくれないだろうか。


2回で終わるかと思いましたが3回目にまで続きます・・・
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